瀬戸内まちなみLABO
歴史が息づく建物を守り、次の世代へつなぎたい
瀬戸内海のおだやかな海と山々に囲まれ、潮待ちの港として栄えた鞆の浦。
伝統的な町家や社寺、石造物、港湾施設などが残る町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
しかし、それはあくまで一部であり、このまちには文化的価値の高い建物やユニークで面白い建物がまだまだたくさんあります。そして、住民の高齢化や建物の老朽化、空洞化などにより、残念ながら取り壊されてしまった建物もたくさんあります。
江戸時代の町家と明治以降の近代建築など新しい建物と古い建物が調和する町並みは、あらゆる人や情報が行き交い、豊かな歴史と文化を築いてきた港町ならではの風景です。
私たちは、鞆の浦を中心に、歴史的建造物の保存・活用に関する調査研究を行うとともに、新旧が溶け合う鞆の浦ならではのまちづくりを展開していきたいと考えています。
〈本会の目的〉
●鞆地区の重要伝統的建造物群保存地区外の町屋を登録有形文化財等に登録・保存、地域共有の宝として再認識し保全活用する。
●移住者を含む地域住民を主役として古民家などの未指定な建物等を面的に保存・活用し継承する。
●地域で代々継がれた食文化と生活文化(催事等)の価値を発掘し、提供育成する。
●原風景、文化財等・食と生活文化を発信し持続可能な地域産業にする。
瀬戸内まちなみLABO (会長 北村国康)
広島県福山市鞆町後地813 TEL:084-983-5272
tomonoura.009@outlook.jp